就職がどんどん厳しくなっていますが,それを単なる時代が悪かったということであきらめないでください。広く社会に目を向ければきちんと就職を決めている学生もいるわけです。先日のゼミの時に言ったことをもう一度,ここに書いておきます。確かに,運がいいとか悪いとかといったこともあります。しかし,いい時期に就職していった学生も,今では,会社の中でもまれて,退職に追い込まれてしまっているような先輩もいます。また,とてもつらい思いをしている先輩もいます。皆さんは,それがたまたま就職する前に苦労が来ているだけなのですから,けして,これが不運ということではありません。むしろ,しっかりともまれて社会に出ていけることに感謝しましょう。会社に入ってからの苦労が少ないと思えば,帳尻が合います。そして,自分をもっと反省しましょう。見つめましょう。自己分析ができていない学生が大半です。私自身も,十分に自分と向き合っているとは言い難いですが,10年以上,坐禅をやってきた分,みなさんよりはちょっとだけ自己を見つめることに慣れているかもしれません。以外と自分というものが見えないものです。自分に厳しく,自己を運ばず,しかし,けして自分を否定しないで,自然体で就職というものに向き合ってください。3年生も同じです。今,できることは,目の前の課題に精いっぱい取り組むことです。頑張りましょう
清水